日本の春の風物詩「わらび」

料理

わらびについて

わらびとは

日本では、蕨(わらび)は春の代表的な食材の一つです。

シダ植物の一種で、成長すると下の写真のようになりますが、まだ葉が開く前の若芽を摘んで食用にします。

▲ 引用元:Wikipedia

旬の時期は4月から6月頃。スーパーや八百屋などで比較的容易に入手できます。最近は保存技術の進化により、水煮にしたものも売られています。

あく抜き

わらびの若芽には毒性1があるため、調理前にあく抜きが必要です。今回ご紹介するのは一例です。

① 根元の硬い部分(開きすぎた頭も)を取り除いて、水洗いします。

鍋に水を入れて火にかけ、沸騰したら重曹を入れて、火を止めます。

水はわらびの量の倍、重曹は水1リットルに対して小さじ1~2杯2です。

② 湯の粗熱を取り、わらびを入れます。

全部浸からなければ、皿などを乗せて沈め、そのまま一晩置きます。

③ 好みの柔らかさになったらザルに上げ、流水で洗います。

アク抜きしたわらびは、水に浸した状態で冷蔵庫保存し、2~3日で食べきります。

わらびの料理方法

わらびは一般に、おひたしや煮物にします。

油揚げやがんもどきなどの豆腐製品、筍、人参などの野菜と一緒に、だし汁、醤油、砂糖(みりん)等で味付けします。

引用元:おかずナビ。

他にも炊き込みご飯やてんぷらなどもよいですが、私のおすすめはポテトサラダです。

茹でたじゃが芋を潰し、わらびと生ハム、乾燥湯葉を戻したものを混ぜて、マヨネーズと柚子胡椒で味付けし、隠し味に味噌を入れます。

通常のポテトサラダには玉ねぎを入れますが、わらびの味が損なわれるのでNGです。

日本酒やビール、赤ワインなど、ほぼあらゆるお酒に合います。呑ん兵衛さんにおすすめ。

備忘録

良いわらびを選ぶポイントは、次の通りです。

若さの目安として、

  • 茎が太く短いもの
  • 首があまり上を向いていないもの

新鮮さの目安として、

  • 茎が緑色で、産毛が沢山付いているもの

鮮度が命なので、買った後は放置せず、すぐにあく抜きしてください。

あく抜きの時間は他の山菜よりも長いですが、一年に一度は味わいたい風物詩です。

脚注

  1. プタキロサイド(発がん性物質)、チアミナーゼ(ビタミンB1を破壊する)など。 ↩︎
  2. 溶液が濃すぎるとワラビが溶けます(実体験)。 ↩︎

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