ホロスコープに書かれていること
サクラちゃんが参加するのを待つ間、友人(占星術師)に彼女の生年月日と出生時間を伝え、私が彼女に感じていることもそれとなく付け加えました。
友人がホロスコープを読み、職業人の立場から私の認識を”アリ”だと判断したなら、説明に含めてくれそうな気がしたからです。
以下に、友人の話のごく一部を抜粋します。
彼女の本質
サクラちゃんの星の配置は数か所に集中しており、また、運命や縁を表すポイントに、重要な星がピッタリと乗っています。
これは、彼女が今世のテーマと”輝きたいジャンル”を絞って生まれてきたことを示しています。
”太陽”は、本人の主体や、父親像や父親から受ける影響を表しますが、そこに抑圧の星がピッタリ乗っています。
彼女には抑圧的な性質があり、父親との関係も抑圧的です。
ところで、運命や縁を表すポイントはその人の強みを示しますが、誰でも星が乗っているわけではありません。
サクラちゃんはそこに重要な星を乗せているので、星とポイントが複合的に示すことがらは彼女だけの強みであり、それを手掛かりに人生を大きく切り拓ける可能性が彼女にはあります。
サクラちゃんのお父さん
お父さんは堅実志向で、発想もかなり現実的です。
彼の大きな特徴は、愛情面でのセンスとふるまいです。
愛情深いけれど自己愛も強く、相手軸を考慮しない表現になりやすい。
また、愛情センス自体が独特な上、抑圧的かと思うと極端に甘かったりするので、愛情を受ける側が安心感を得にくい状況になりやすい。
実は、サクラちゃん以外の兄弟はみんな、お父さんと愛情面の相性がよいです
サクラちゃんのお母さん
お母さんのホロスコープは、今回の人生での様々なチャレンジを示しており、もしかすると彼女は家庭でも職場でも気が休まりにくいかもしれません。
お母さんの大きな特徴は、コミュニケーション面でのセンスと振る舞いです。
思考が内向的かつ哲学的なので、日常に適用しにくい。
発言が主観に偏りがちな上、突飛だったり曖昧だったりするので、他人との意思疎通が図りにくい。
マニアックなジャンルの研究などならともかく、パート主婦の立場では活かしづらい星の配置かもしれません。
サクラちゃんに”傷”を与えた本当の原因
サクラちゃんの心の傷と、それに端を発する自己評価の低さの原因の一つは、お父さんから抑圧され、お母さんが心の支えにならなかったことでしょう。
でも、お父さんとサクラちゃんでは嗜好や目指す方向性が大きく異なるので、お父さんはサクラちゃんの良いところを認識しづらかったかもしれないし、彼にとっての”愛情表現”はサクラちゃんにとって不快だったかもしれません。
お母さんは認識とコミュニケーションに難があり、また、お母さん自身の”荷物”も重い。
両親によるサクラちゃんの評価は、彼らの視点によるものなので、必ずしもサクラちゃんの性質全体からみて正当だとは限らないのです。
続きます

