自分を傷つける親に縛られる女(9)

ヒーラーの視点
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ピンチの自分を救う本当の味方

後日、彼女とお茶をしていたら、私が勧めた本の話になりました。

主人公ボッジは、体が小さく、石すら持ち上げられないほど非力だけど、強さにあこがれ、王になることを夢見ているボッス王国の第一王子です。

ボッジは耳が聞こえないので言葉が発せず、他人とうまく意思疎通ができません。

彼の生母は早くに亡くなっており、巨人で強靭な父王や家臣、国民みんなから見下され無碍に扱われています。

コミュニケーションに難のあるサクラちゃんのお母さんが家族の会話で発言すると、いつも家族みんなから馬鹿にされたり冷たくされたり、怒られているそうですが、「ボッジを見て、お母さんもずっとこんな気持ちだったのかなこれからはもっと優しくしてあげなきゃな、と思いました」と彼女は言いました。

彼女の言葉には、”子が親を思う情”や”道徳観念”以外に、特徴的なエネルギーが含まれていることに気づきました。

それは”慈悲”です。

人の心を動かすもの

軋轢がない親子関係はめったにないし、親から言われた言葉や、親から受けた扱いを、何年経っても、何十年経っても消化できずとして抱える人はたくさんいるでしょう。

彼女もそうかもしれないけれど、少なくとも、あの瞬間の彼女の言葉には、彼女自身の傷や立場を越えた、純粋な思いやりがありました。

慈悲は、とても深い感情です。

与える愛に、自意識が介在しないからです。

私の性質はこれを知覚していたのだろう、

私にイレギュラーな行動を取らせたのは同情ではなく、彼女の尊厳と、彼女に対する人としての信頼感だろう、と思いました。

あなたの欠点は最大の武器

西洋占星術では、慈悲を表す星は、同時に”曖昧さ”や”夢見がちさ”も表します。

サクラちゃんが自分の欠点だと思っていたことは、見方を変えれば自分の武器にもなる、ということです。

誰の人生にも、決められたタイミングに従ってがもたらされます。

それを活かすことができるのは、きっと自分自身の生き方と、それによって培われた人間性でしょう。

もしかすると、今あなたが悩んでいることがらは、いつかあなたを救い他の人たちをも救うのかもしれません。

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