サンタを追跡できるサイトについて
音速で走るソリに乗って北極点を出発し、一年間よいこにしていた子供にプレゼントを配る、聖ニコラオスことサンタクロース。
クリスマスイブの夜、彼が、その瞬間、世界のどの場所にいるのかを、リアルタイムで確認してみませんか。
そんなことができるのかって?
できるんですよー!ヽ(*´∀`)ノ
今回は、代表的なサンタ追跡サイトを、2つご紹介しますね。
また、プレゼント配りの中継が見られるのは、12月24日だけです。
サンタは、イブの晩しかプレゼント配らないですから。
(それ以外の日は、様々な情報やゲームなどが提供されています)
NORAD Tracks Santa(日本語版)
・Official NORAD Tracks Santa(ウェブ/日本語版)
・NORAD Tracks Santa(アプリ)
北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)によって、提供されているサービスです。
米軍の軍事衛星を使って、(トナカイの)ルドルフの鼻が発する熱を赤外線で追跡することで、サンタの正確な位置を把握。
また、NORADの軍用機を使って、サンタを中継しているという設定だそうです。
サンタ追跡のきっかけ
NORAD Tracks Santaが始まるきっかけとなった、有名なエピソードがあります。
1955年、アメリカのカタログ通販会社シアーズ・ローバックが、「サンタに電話しよう」という広告を出しました。
でも、そこに掲示されていた電話番号は誤りで、実は、CONAD(NORADの前身)の司令長官へのホットラインでした。
最初の女の子の電話を受けたシャウプ大佐は、電話の混線かと思ったものの、機転を利かせ、「自分はサンタではないが、レーダーでサンタの動きを追跡できる」と言いました。
そして、子供たちに、”サンタの現在位置”を、部下たちと一晩中、答え続けました。
実は、この話、一部が不正確という説もありますが
その伝統が、60年以上経った今もなお、受け継がれているわけです。
実際の画面
Googleearthで表示される地図上を、サンタとトナカイたちがリアルな動きで進みます。
360度好きな角度から見たり、近づいたり離れたりなどの操作が可能なので、世界中を駆け巡る彼らの雄姿を、心ゆくまで堪能できますよ。
私が、是非おすすめしたいのは、正面からのアングル。
トナカイの先頭は、なんと、赤鼻のルドルフ君なのです!
作り込みが細かい~!!
NORADのサービス精神と、Xmasへの深い愛を感じますね。
Google サンタを追いかけよう(日本語版)
・Google サンタを追いかけよう(ウェブ/日本語版)
・Googleサンタ(アプリ)
実際の画面
地図上を、イラストのサンタさんが進んでゆきます。
通過済みの経路は、線として残ります。
主要な都市に到着すると、数十秒間停泊し、煙突からプレゼントをじゃんじゃん入れてくれます(アニメーション表示)。
画面右下に、停泊した各都市がカードで示され、それをクリックすると、その都市のWikipediaに飛びます。
みんな、サンタを愛してる
2018年12月、NORAD Santa trackerは、継続の危機に直面していました。
トランプ大統領が提案していたメキシコとの国境の壁建設の予算を巡り、与野党の折り合いがつかなかったことから、期限内に予算が通過せず、政府機関の一部が閉鎖されたあおりをNORADが受けたのです。
追跡がなかなか開始されなかったため、多くのファンが固唾をのんで見守っていましたが、例年よりかなり遅れはしたものの、1500人のボランティアの尽力により、その年のSanta Trackerも無事に運営され遂げました。
25日午後8時すぎ、サンタが北極に帰還するやいなや、公式ツイッターには、世界中のファン達による、ボランティアへの感謝と来年の再会を望むコメントが、秒で投稿され続けました。
どんな大人も昔は子供で、きっとサンタを待ったことがあるはず。
だから、サンタを愛する人の心は、国や民族を超えて繋がっているのですね。
今年も、これからも、どうか世界がずっと平和でありますように。