スピリチュアルを病気の治癒に利用する(7)

ヒーラーの視点
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ヒーラーの私が具体的にしたこと

私の目標は、「手術回避」一択でした。

自分のスキルを総動員する

まず、一日おきに病室に通って母の腹部を中心に”マッサージ”をしながら、

相手の「ここがヤバそうだ」と感じる体の場所をしばらく軽く撫でたり摩ったりしていると、私からげっぷやあくび(どっちも乙女にあるまじき凄まじい音声)とドロドロの涙が大量に出るのです

私たち兄弟の子供の頃や母の若い頃、昔の祖父母のエピソードなどを聞き、母の気持ちがポジティブなら大き目に反応して話の続きを促し、ネガティブなら否定はしないが同調もしないで淡々と、そしてチャンスと感じたタイミングではすかさず、

「これまでの(辛い)出来事は、お母さんが生まれる前に『こんな風な経験をしたい』と決めてきたことだから、もう十分やったんじゃない?」

とか、

「お母さんが生まれる前に決めてきたことって何だろうねー」

(知ってるけど)

などと、学びに関する説明や注意喚起をやんわりと挟みました。

また、先祖霊(主に母方の祖父)に毎日お祈りし、ダメ押しに、馴染みの神様を訪れました。

チャクラの理論を利用する

専門書やネットの記事を調べ、第一チャクラを活性化すべく、母が私にこれまでしてくれたことで嬉しかったことや感心したことを褒めたり感謝したりし、第二チャクラを活性化すべく、母世代にもウケそうなお笑い動画を探したり、可愛い小鳥の写真集を探してプレゼントしたり(母は小動物が好き)しました。

チャクラの専門家からはツッコミどころ満載かもしれないけど、まー「気持ち」に勝るものはないと大目に見てくだされ

手術が決まる

”詰まり”続ける母

私はマッサージをしながら、母にいつも「元気になったらどこにいこうか?」「何がしたい?」と聞きましたが、「温泉かな……」「新鮮で美味しいお魚が食べたいかな……」くらいの薄い反応で、「子供がみんな無事に巣立ってくれたので、もう満足だ」「とくにやりたいことはない」と言っていました。

笑顔で相槌を打ちながら、母のエネルギーは今、自分の魂が満足していないことにすら気づけない状態なんだな……と思っていました。

父の電話

ある夕方、スーパーで半額漁りをしていると、父から「手術が決まった」と電話がありました。

日取りなどの詳細を聞き、「きっとうまくいくよ」「ご先祖が守ってくれるよ」と話して電話を切り、買い物を続けながら、ふと、すれ違う人からいぶかしげに見られていことに気づいて、

なんか、こんな小説あったよな……

あ、「デューク」の冒頭か。

江國香織の

と思いました。

怒涛の展開が始まったのはそれから数日後、手術前日の深夜2時でした。

続きます

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