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手術当日の急展開
手術当日の昼過ぎに父から電話があり、神妙な口調だったので少し警戒していたら、「(手術が)取りやめになった」と言われました。
私がまず最初に思ったことは、「最適解に収束してよかった」でした。
前に書いた通り、私は、手術が実施されれば”母の死”ルートのフラグが立つと思っていました
それにしても、あの状況でどうして流れが変わったのか不思議でしかたなく、詳しく聞いたところ、私にとっては「さすが、”神”は”合理的”だけあるよな」と改めて納得させられるような内容でした。
母の身体に起きたこと
手術当日の深夜二時頃(起床すれば手術)、眠れなかった母がベッドの上でぼんやりしていたら、突然、カーッと下腹部が熱くなり、熱くてドロッとした(生理のような)ものが出てくる感じがしました。
慌ててトイレに行くと、(血と膿が混ざったような)悪臭のする物体が下着にベットリと付いており、なおも出続けていたので、その場でナースコールを押し、すぐさま担当医師に診察してもらったところ、
炎症の原因だった、大腸にできた”袋”が自然に破れて中の膿が出た
とわかりました。
本来なら、その状態で出た膿は腹膜内に広がって、より深刻な炎症を引き起こすところです。
しかし、(以前も書きましたが)母は筋腫の手術で子宮を摘出しており、腹腔内にむき出しになっていた膣の入り口を通じて膿の大部分が体外に排出されたため、事なきを得たというのです。
余談ですが、医師の知人たちにこのエピソードを話すと、「あり得なくないけど、物凄くラッキー」や「そんなことあるんだね」など反応は様々です(反応の違いは専門分野の違いによるっぽい)
”変化”後に行った血液検査の結果を見るかぎりでは炎症はまだ深刻でなく、また、母が手術を嫌がったため、そのまま経過観察になりました。
母に起きた出来事の理由
私が考える限り、母に起きた出来事の理由は3つです。
1)母の意識が「学び」に向いたこと
”強制リセット”の理由は、神と母の魂が「この人生で学びを行える可能性がない」と判断したからなので、母の意識が学びに向いた以上、リセットする理由がなくなった。
2)私の願いが「母が無事に回復する」だったこと
以前も書きましたが、現実化するのは「エネルギー」なので、目標設定は重要です。
3)母が、「生きたい」と願ったこと
結局のところ、これ以上の理由はありません。
私が”結論ありき”でクリティカルに行動したことは多少は評価できるでしょうが、それも母の”付帯条件”かもしれないし、そもそも私は「補助」です。
あらゆるものは、「全体」の一部を構成する、”個々に完結に向かう”パーツにすぎません
今回の流れを引き起こした最大の理由は、
母のエネルギーが「変化」したこと
です。

