赤紫蘇の栄養素
たとえば春先の山菜や、冬のホウレンソウなど、旬の食材には、その季節を乗り切るために必要な栄養素が多く含まれますが、うちでは、酷暑の季節に赤紫蘇を愛食しています。
赤紫蘇は、栄養素の面から言うと、まず、βカロテンの量や、含まれるビタミンの種類の多さが、野菜の中でもトップクラスです。
βカロテンには、抗酸化作用や免疫賦活作用などがあると言われ、また、βカロテンがビタミンAに変換されることで、皮膚や粘膜の健康を維持したり、光刺激反応に重要な役割をしたり、様々な細胞の増殖や分化に役立ちます。
参考:大塚製薬
また、香りの主成分であるぺリルアルデヒドが、臭覚を刺激し胃液の分泌を促進させる効果もあります。
参考:さの皮フ科クリニック
漢方では「蘇葉」「紫蘇葉」などの名で生薬として用いられ、発汗作用や解熱作用、胃液の分泌を良くして胃腸の働きを整える作用、魚介類による食中毒時の解毒・予防などが期待されています。
参考:yuskin
このように、赤紫蘇は、酷暑の季節、弱りがちな身体を整えるためにぴったりな食材なのです。
また、アレルギーの緩和や貧血の予防、ダイエットや美容など、多岐にわたる効果も期待できるそうです。
出回る時期は、主に6~7月半ば頃なので、私は、その時期にジュースをまとめて作り、冷蔵庫で保存しています。
材料費が安いし、作り方も簡単なので、ご紹介しますね。
赤紫蘇ジュースの作り方
【材料】
赤紫蘇(葉のみ)…50g
氷砂糖…250g
レモン汁…45cc
水…1ℓ
1.洗った赤紫蘇と、氷砂糖と、水を鍋に入れて、火にかけます。
2.沸騰したら中火にして、10分煮ます。
3.ざるなどでこして葉を取り除き、レモン汁を加えます。
殺菌した瓶に入れて、冷蔵庫で半年ほどもちますが、保存料が入っていないので、なるべく早めに飲み切って下さい。
レモン汁の代わりに酢、グラニュー糖の代わりに上白糖を使うレシピもありますが、私は上記の味が、上品でくせもないので気に入っています。
おすすめの飲み方
お湯で割る
飲むときは、3~4倍に薄めます。
料理をする元気が出ない時、サプリメント代わりの一杯になり、便利です。
お酒を割る
焼酎などのお酒と炭酸水を加えて、サワーにすると最高です。
私のおすすめは、麦焼酎と強炭酸水です
和風の献立でも、
洋風の献立でも、
料理の邪魔にならず、紫蘇の爽やかな風味が食欲をそそります。
ちなみに、かき氷のシロップにしてもよいですよ。
梅雨が明けると、いよいよ夏が本格的に殺しにかかって来ますね。
今年も健康で、元気いっぱい乗り切りましょう!٩( ‘ω’ )و✨