旬の食材のパワー
旬の食材には、その季節に必要な栄養素が含まれていると言われています。
たとえば冬ならホウレンソウ、春先なら山菜。そして夏は赤紫蘇。

私は、毎年赤紫蘇ジュースを作っています。赤紫蘇の旬は6~7月半ばと限られていますが、材料費が安くレシピも簡単。作ったジュースは冷蔵庫で長期保存できるので、たくさん作ると夏場の疲労回復に活用できますよ。
赤紫蘇ジュースの作り方
今回ご紹介するのは私の定番レシピです。この他にクエン酸や酢、上白糖やきび砂糖を使うレシピなども試しましたが、自然な味わいで飲み飽きないこちらに結局戻ってきてしまいます。
【材料】
・赤紫蘇(葉のみ)…50g
・氷砂糖…250g
・レモン汁…45cc
・水…1ℓ
【作り方】
洗った赤紫蘇と、氷砂糖と、水を鍋に入れて、火にかけます。



沸騰したら中火にして、10分煮ます。

ざるなどで濾して葉を取り除き、レモン汁を加えます。


清潔な容器に保存して、賞味期限は冷蔵庫保存で最長半年と言われていますが、保存料が入っていないので、なるべく早めの飲み切りがおすすめです(私の場合、3か月くらいで飲み切っています)。
飲み方
お湯割り
飲むときは、ジュースを水などで3~4倍に薄めます。
私の一押しはお湯割り。湯気と一緒に立ち上る紫蘇の香りでアロマテラピーのように癒され、飲むと紫蘇のエキスが五臓六腑に沁みわたります。



赤紫蘇サワー
赤紫蘇ジュースに焼酎と炭酸水を加えてサワーにするのもおすすめです。鍛高譚を割って紫蘇×紫蘇の組み合わせにしてもいいですが、食中にいただくなら麦焼酎もいいです。
和風の献立でも、

洋風の献立でも、

料理の邪魔にならないし、紫蘇の爽やかさで食欲増進します。
もしかき氷機を持っていたら、かき氷のシロップにしてもよいですよ。
備忘録
- 赤紫蘇には多くの種類のビタミンが含まれており、特にβカロテンの含有量は野菜の中でもトップクラス。βカロテンには、抗酸化作用や免疫賦活作用などがあると言われ、また、ビタミンAに変換されることで、皮膚や粘膜の健康の維持や、光刺激反応に重要な役割を担ったり、様々な細胞の増殖や分化を促進します。(参考:大塚製薬)
- 香りの主成分であるぺリルアルデヒドには、臭覚を刺激し胃液の分泌を促進させる効果があります。(参考:さの皮フ科クリニック)
- 漢方では「蘇葉」「紫蘇葉」などと呼ばれ、生薬として用いられます。発汗作用や解熱作用、胃液の分泌を良くすることで胃腸の働きを整える作用、また、魚介類による食中毒時の解毒・予防などが期待されています。(参考:yuskin)
その他、アレルギーの緩和や貧血の予防、ダイエットや美容などの効果も期待できるようです。