はじめに
クリスマスイブの夜、北極の自宅を出発し、音速のソリに乗って世界中の子どもにプレゼントを届けるサンタクロース。
「今どのあたりにいるのだろう?」と気になったことはありませんか?
実は、サンタをリアルタイムで追跡できる公式サービスがあるのです。
今回は、代表的な2つのサイトをご紹介します。
NORAD Tracks Santa(NORAD公式)
基本情報

- ウェブサイト(日本語版):Official NORAD Tracks Santa
- アプリ:Android版 iPad版
北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)が提供するサービスです。1
米軍の衛星で赤鼻のトナカイの鼻が発する熱を赤外線で検知し、サンタの位置を把握。
さらに軍用機を使ってサンタを中継しているのだとか。
追跡画面の特徴
- Google Earth上で3D表示
- 視点を360°回転、ズームイン/ズームアウト可能
- 通過都市にはカメラアイコンが表示され、クリックで情報を閲覧
特に試してほしいのは、正面から捉えたアングル。
先頭はなんと「赤鼻のルドルフ」くんなのです!

ちなみに2020年には、新型コロナウイルスの影響を受け、マスクを着用したサンタが登場して話題になりました。

Google サンタを追いかけよう
基本情報

- ウェブサイト(日本語版):Google サンタを追いかけよう
- アプリ:トップページ左上のメニューからインストール可能

このサービスは一年中遊べるのが魅力。
サンタ関連だけでなく、世界中の言語・文化が学べるゲームもあります。
特におすすめは「地図クイズ」。
白地図に国をはめ込むパズルですが、大人でも本気で楽しめる手強さです。

追跡画面の特徴

- サンタの移動ルートが線で表示
- 停泊時には煙突からプレゼントを入れるアニメーション
- 通過都市は右下のカード表示、Wikipediaリンク付き
サービスを支えるボランティアたち
2018年のクリスマスイブ。
当時、米墨国境の壁建設をめぐって与野党の合意が得られず、政府機関の一部が閉鎖。
そこにNORADも含まれていました。
しかし、1500人以上のボランティアの協力により、サンタは無事出発。
北極へ帰還後、公式X(旧Twitter)には、世界中から感謝と再会を願うメッセージが殺到したのでした。
まとめ
どんな大人も、かつては子供。
サンタ追跡サービスを使えば、あの頃のワクワクをもう一度味わうことができます。
今年はサンタの航路をリアルタイムで追いかけながら、心温まる夜を過ごしてみませんか?
脚注
- 1955年、アメリカのSears Roebuck社の広告電話番号ミスがきっかけで、CONAD(NORADの前身)司令長官のホットラインにつながり、子どもからの電話を受けたシャウプ大佐がレーダーでサンタを追跡したと伝えた──という逸話が始まりとされています(ただし創作説もあり)。 ↩︎



