「中国の若者は神に祈らない」という噂の真実

怪しいお話
スポンサーリンク

こちらは、前記事「スピリチュアル庶民、宗教の勧誘に捕まる(前) (後) 」の番外編です。

「神に祈らない」ってどういうこと?

こんにちは。

友人に、宗教の勧誘に捕まった話をしたら、

「好奇心に殺されるのは、猫だけじゃないのよ」

と叱られた、スピリチュアル庶民です。

「いつも第六感を過信しすぎ」「年相応の行動をしろ」だってさ……ショボーン

ところで、中国人”宣教師”から聞いた

「中国の若者は神に祈らない」

という言葉。

中華圏に寺院がない……なんてこれまで聞いたことないし、台湾には「占いストリート」すらあるのに、若者が無宗教って、どういうこと……?

と気になって仕方がなく、勧誘と別れたその足でマクドナルドに入り、無料Wi-Fiを使って調べたところ、ある程度、本当の話みたいでした。

”無宗教”の理由は、以下の2点のようです。

”無宗教”の理由①政治による弾圧

マルクス主義

共産主義理論の祖マルクスは、宗教を「民衆のアヘン」と呼び、否定しました。

彼は、「プロレタリアートは哲学を現実化することによってアウフヘーベンする」と考えていたので、

……と書くとなんのこっちゃですが、要するに、

彼は、宗教を「幻想のなかで民衆に幸福をあたえるもの」と認識しており、

「真に人間らしい生き方」は、哲学を信条とした、プロレタリアート(賃金労働者)である

と、考えていたわけです。

それによって、現実での幸福を得られると。

まあ、彼の「宗教には人間に即効性のある幻想的な解答を与える危険性がある」という主張に関しては、”宗教”を”スピリチュアル”に置き換えれば同意しかないですけどね

ただ、その場合も「危険性が生まれるのは”使う方に問題があるから”」とは思いますが

共産党の政策

中国での宗教/信教の自由:状況報告」(bitter winter)によれば、

毛沢東は1949年に共産党政権を確立し、「科学的無神論」のプロパガンダを掲げたものの、 5つの宗教は公認しました。

仏教、カトリック、プロテスタント、道教、イスラム教

彼は古典的なレーニン主義者だったので、共産主義が完遂されれば、自然に宗教放棄に至ると予測していたからです。

レーニンはマルクス主義の承継者ですからね

でも、実際はそうならなかったため、文化大革命で徹底的な宗教弾圧を行いました。

政権を引き継いだ鄧小平は宗教を条件付きで容認しましたが、習近平の総書記就任(2012年)以降は、新法の制定や様々な事件に関連付けるなどによって宗教を根絶しようとしています。

ちなみに、現在の中国には、 5つの公認の宗教と禁止された邪教との間に、大半の中国人の宗教の信仰者が含まれる通称”灰色の市場”が存在するとか。

プロテスタント系の家庭教会、カトリック地下教会、イスラム教、仏教、道教の団体、公式の教会に所属していないモスクや寺院

”無宗教”の理由②もともとの宗教観

中国の民間信仰~なぜ中国人は無宗教が多いのか~という、学生さんのレポートからの抜粋ですが、

彼女によれば、上記の「文化大革命以降の政策」以外に、

もともと中国人(特に漢民族)の信仰は”ご利益主義”に基づいており、一つの体系化された宗教を信仰しているわけではない

という背景があるそうです。

彼らにとって、問題は「どの宗派に属しているか」ではなく、(「様々な神様がいる中で)どの神様が今の自分に必要か」だそうで、実際、中国に行くと、媽祖や関帝廟など宗教性の強い建造物だけでなく、祭壇を持つ一般家庭もあるそうです。

中国における信仰の現状として、正確なところはおそらく、多くの人は「大々的に信仰を標榜しない」けれど、「神様にご利益をお願いする(人もいる)」なんじゃないかと(=”灰色の市場”)。

後半部分は、多くの現代日本人と同じですけどね。

それにしても、世界には数限りない事情があり、それに直面する人々にも数多の想いがあるのでしょうね。

にほんブログ村 その他趣味ブログ 占いへ

HOME

Translate »