弁財天と金運の関係
金運アップにご利益がある神様は、宇迦之御魂神や大黒天、九頭龍、金山彦命など数多く存在します。
その中でも特に人気なのが「弁財天」です。

今回は、弁財天の基礎知識や意外な一面、最強の金運UPアイテムなどをご紹介します。
弁財天と宇賀神
弁財天の起源は、芸術や知恵を司るヒンドゥー教の女神「サラスヴァティー」です。
仏教に取り入れられる過程で、金運のご利益も持つようになりました。
日本に伝来してからは、市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)や瀬織津姫(せおりつひめ)のような美貌の女神と同一神とされました。
同時に、蛇の姿を持つ「宇賀神(うがじん)」の化身とされました。

宇賀神は、純粋な土着神でも外来の神でもなく、密教伝来の「蛇神信仰」と日本古来の水神・蛇神信仰が融合し、発展した非常にユニークな神格です。
弁財天との習合の背景には、両者が「水の神」であり「豊穣・財運を司る」という共通のロジックがあります。
弁財天−宇賀神信仰は、近畿圏や西日本日本三大弁財天の二つ(竹生島、厳島神社)や密教の主要な拠点(高野山、比叡山)があり、宇賀神信仰と深いつながりを持つ宇迦御魂の総本宮である伏見稲荷神社がこの地域にあるからです。で特に深く発展しました。
水の恵みと財福を追求するために、蛇老人(宇賀神)と美貌の女神(弁財天)を同一視するところに我が先祖の貪欲、もとい論理的なセンスが光ります。
なお、日本には宇賀神姓がありますが、そちらは栃木県や群馬県などの東日本に集中しているのも興味深い事実です。
年に一度の最強吉日「巳成金」
弁財天の縁日【縁日(えんにち)】:神仏に願いが届く日のこと。は、宇賀神が蛇の姿であることから「巳(み)の日」とされ、その性格から金運に良い日とされています。
巳の日は12日ごとに巡りますが、中でも60日に一度巡る「己巳(つちのとみ)の日」は、金運のご利益が強まるとされます。

しかし、これらの日よりもさらに強力な、まさに金運の「最強吉日」が、年に一度、9月にやってくるのです。
それが「巳成金(みなるかね)の日」。
巳成金の日取りには諸説ありますが、いずれも金運に良いとされる要素が三つも重なる特別な日です。
- 日支の「巳」、中段十二直の「成」、九星の「金」が重なる日(山口県三光寺)
- 日支の「巳」、中段十二直の「成」、二十八宿の金が重なる日(不忍池辨天堂)
- 日支の「巳」、中段十二直の「成」、五行の「金」が重なる日(日本国語大辞典)
「実(みの)成る金」という語呂合わせから、この日に金、銀、銭、米などを紙に包んで封じておくと富が増すと言い伝えられています。
巳成金限定の金運お守り
弁財天を祀る一部の社寺では、巳成金限定の授与品を受けることができます。
特に人気なのが、縁起の良いイメージを持つ小判型のお守りです。
ここでは、小判型お守りを授与する社寺を2カ所ご紹介します。
白雲神社(京都)
京都御苑内にある白雲神社は、旧西園寺家の邸宅跡に建てられ、妙音弁財天旧西園寺家は琵琶の宗家であることから、その鎮守社として「妙」なる「音」の弁天様が祀られました。(現在のご祭神は市杵島姫命)が祀られています。
- 授与品:「弁財天小判御守」が授与されます(初穂料1,500円/2023年実績)。
白雲大神の文字と、蓮の花の上で琵琶を奏でる弁財天が刻印されています。



- 当日の行事:午前7時から朝参式が行われます。
宮司さんによるお祓いを受け、参加者全員で祝詞、明治天皇の和歌を唱和します。



白雲神社:京都府京都市上京区京都御苑
不忍池辨天堂(東京)
東京・上野の不忍池に浮かぶ弁天堂は、池を琵琶湖、お堂を竹生島の宝厳寺に見立てて造られたとされています。
- 授与品:「巳成金大祭」が開催され、大小2種類の小判が授与されます。
大きい小判には弁財天、小さい小判には宇賀神が刻印されています。

- 注意点:大きい小判や福財布は、公式サイトから事前申込で、郵送も可能です。
小さい方の小判は当日授与のみ、数量限定なのでご注意ください。
不忍池辨天堂:東京都台東区上野公園2−1
金運小判は、最強吉日のご利益が詰まった特別な授与品です。
ぜひ、今年は巳成金の日を意識して過ごし、運気を呼び込んでみてくださいね。



