九頭竜大社の由緒とご利益
京都・八瀬にひっそりと佇む九頭竜大社。
大原街道沿いという山深いロケーションにありますが、特に大祭や巳の日などには、市街地からはるばる訪れる参拝者で賑わいます。
あの一流企業ニデック(旧・日本電産)の創業者が、開祖の助言で倒産の危機を免れたという逸話でも有名です。

ご祭神は九頭竜弁財天大神。
1954年(昭和29年)、開祖の夢に現れ「無限に人を救う」と告げられたそうです。
今回は、九頭竜大社の見どころと、その独特の参拝方法をご紹介します。
成功者が実践する「九頭竜大社のお千度参り」
九頭竜大社の象徴ともいえるのが、本殿の周りを9回回る「お千度参り」です。
開祖の助言から始まったとされ、所要時間バス(唯一の公共交通機関)の時間を考慮する人への情報として、私の個人的な経験では早足で最短15分強といったところです。は約25〜30分。
参拝手順はユニークですが、分かりやすく解説します。
お千度参りの流れ
① 準備:身を清め、ローソクと線香を供える
手水舎で手を清めた後、本殿前の献灯場でローソクと線香をお供えします。
※ マッチは借りられますが、箱がすり減っていることが多いので、ライター持参がおすすめです。



② 最初のお参り
本殿でお参りをします。
作法は次の通り。
【二礼四拍手 → 心の中で「南無九頭竜弁財天大神様(3回)」 → 「おんそらそあていえいそわか(7回)※仏教における弁財天の御真言(ごしんごん)。梵字読みと意味は「オーム(帰依します) サラスヴァティーエイ(弁財天よ) スヴァーハー(成就あれ)」。「そらそあてい」は「サラスヴァティー(弁財天)」の音写が変化したものです。」 → 願いごと → 四拍手二礼】
※ 四拍手二礼は、弁財天様と龍神様の二柱にご挨拶する作法です(四拍手を二拍手ずつ区切って打つ方法もあるようです)。

③ 9本の「お千度棒」でカウント
お千度棒を9本取ります。
この棒を1本ずつ返しながら、9回巡拝します。

④ 9回のお千度
以下のルートを、各所で一礼しながら9回巡ります。
【本殿正面 → 九頭竜絵 → 蛇石 → 初代ご神木 → 現在のご神木 → 石碑 → 旧本殿跡 → 本殿裏 → お千度棒を1本返す】







⑤ 最後のお参り
全ての棒を返したら、本殿で二度目のお参りをして、お千度は終了です。
九頭竜大社の見どころ
護符
昭和30年から伝わる、粉薬のように飲む護符。
中身は寒梅粉と砂糖を混ぜたもので、特別なご利益があるとされます。
開祖が考案したという蛇のうろこをイメージした折り方も特徴的です。


心の中で祈念して、そのままいただきます。
包み紙は社務所内の火鉢で燃やしましょう。
おみくじ
九頭竜大社のおみくじは、御祭神から開祖に示されたものです。
書かれているのは一言だけなので、解説例を参考にしましょう。


帝釈天社と開祖礼拝所
境内には、摂社として帝釈天社があります。
道のりの途中には、開祖が参拝者の相談を受けていたという開祖礼拝所が残されています。
ここでの参拝の作法は二礼二拍手一礼。



ご神水
ご神水をいただけますが、柄杓はないため、コップや水筒を持参しましょう。

御神苑
主祭神が弁財天と龍神という水の神様だからか、敷地の中には、川や池、滝といった多彩な水景がみられます。
晴れた日でも、ちょっと異界めいた…もとい、神秘的な雰囲気です。
弁財天への拝礼所は、弁財天のご休憩所。
静かにお参りしましょう。





近年では、財界人や芸能人も通うパワースポットとして取り上げられているようです。
大原観光の際などに、ぜひ一度、独特な雰囲気と「お千度参り」を体験してみてください。
住所、アクセス等
| 神社名 | 九頭竜大社(くずりゅうたいしゃ) |
| 住所 | 〒601-1253 京都市左京区八瀬近衛町681 |
| TEL/FAX | TEL 075-781-6405 FAX 075-781-6409 |
| アクセス | 京都バス「九頭竜弁天前」下車徒歩1分(地下鉄バス一日券利用可) |
| 公式サイト | https://www.kuzuryutaisha.or.jp/ |



