九頭竜大社について
こちらの開祖の助言によってニデックの創業者が倒産を免れたエピソードでも知られる、京都・八瀬の九頭竜大社。ニデックは東証プライム市場上場企業、霊験あらたかです。

ご祭神は九頭竜弁財天大神。昭和29年、開祖の夢に現れて「無限に人を救う」と告げられたそうです。
9回回るお千度
九頭竜大社で有名なものといえば「9回回るお千度」です。
昭和30年に熱心な信者が本殿の周りを回り始めたのが起源で、回る回数は開祖の助言に基づくのだそう。
全行程を写真付きで紹介しますが、非常に長いです。
① 手水舎で手を清める

② ローソクと線香をお供えする
マッチを社務所で借りることができます。が、ほとんどの箱はストライカー(マッチを擦るところ)がツルツルなので、ライター持参をおすすめ


③ 本殿でお参り(一度目)

【二礼四拍手→手を合わせたまま、心の中で「南無九頭竜弁財天大神様(3回)」→「おんそらそあていえいそわか(7回)」→自分の願いごと→四拍手二礼】
四拍手二礼は、弁財天様と龍神様の二柱にご挨拶するためだそうです。四拍手を二拍手ずつ区切って打つ参拝者もたまにいます
④ お千度棒を9本とる

⑤ ルーティン
【本殿正面→九頭竜絵→蛇石→初代ご神木→現在のご神木→石碑→旧本殿跡→本殿裏→お千度棒を1本返す】
各所で一礼しながら、9回行います。







⑥ 本殿でお参り(二度目)
全ての棒を返したら、本殿で二度目のお参りをして、お千度は終了です。
所要時間の目安は、「ダッシュで回れば15分」「普通に回れば25~30分」です(私調べ)。
おみくじ
御祭神から開祖に示されたものだそうです。

本当に一言だけなので、解釈例が必携です。私は12番のおみくじをいつか引きたい。

護符
昭和30年から伝わる、粉薬のように飲む護符です。中身は寒梅粉に砂糖を混ぜたもの。社務所内の張り紙にはご利益があると書かれています。お見逃しなく。


心の中で祈念して、そのままいただきます。空になった包み紙は社務所内の火鉢で燃やします。ちょっと楽しい作業。
ご神水
ご神水がいただけますが、柄杓などは置いていません。コップや水筒持参でどうぞ。

帝釈天社と開祖礼拝所
摂社は四社あり、その一つが帝釈天社です。鳥居をくぐって約3分。

途中に開祖の礼拝所があります。存命中はここで参拝者の相談を受けておられたそうです。二礼二拍手一礼。

帝釈天社。昭和45年10月20日降臨。ご利益は境内の守護、災厄消除、家庭円満です。

御神苑
弁財天も龍神も水に関係する神様だからか、敷地は狭いけれど川、池、滝と淡水関連は完備です。晴れた日でも、おどろおどろしい神秘的な雰囲気。弁財天への拝礼所もあります。





住所、アクセス等
神社名 | 九頭竜大社(くずりゅうたいしゃ) |
住所 | 〒601-1253 京都市左京区八瀬近衛町681 |
TEL/FAX | TEL 075-781-6405 FAX 075-781-6409 |
アクセス | 京都バス「九頭竜弁天前」下車徒歩1分(地下鉄バス一日券利用可) |
公式サイト | https://www.kuzuryutaisha.or.jp/ |