【保存版】京都人以外知らない祇園祭のこと8選

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祇園祭のひみつ

今年の祇園祭は終わりましたが、私の祇園祭体験談を知人に話していると、驚かれたり感心されることが度々あるので、複数の反応があったトピックをまとめてみました。

日本が世界に誇るユネスコ無形文化遺産である山鉾行事について理解を深めたい方や、来年以降に行かれる方などの参考になれば幸いです。

ご利益

実は、各山鉾には、独自のご神体ご利益があります。

祇園祭のもともとの目的から、疫病除けをご利益とする山鉾が多いですが、中には、恋愛や立身出世など、現世利益的なところもあります。

山鉾とご利益の一覧が掲載されているサイト

各お会所には、神社のように、授与品(ちまきなど)や御朱印が置かれており、また、オリジナルのおみくじが引けるところ(蟷螂山、郭巨山、鷹山など)もあります。

保昌山の恋愛お守り。

蟷螂山の御朱印。

蟷螂山のかまきりみくじ。毎年大行列です。

世界で一枚しかない

山鉾は「動く美術館」と称されるだけに、それを飾るご神体や懸装品は、たとえば、鯉山の左甚五郎作と言われている鯉や、孟宗山の平山郁夫原画による胴懸など、錚々たる芸術家や職人たちの手による名品揃いです。

芦刈山の前掛、山口華楊原画による「凝視」。西陣織です。

保昌山の胴掛、円山応挙原画による「巨霊神白鳳図」。こちらは刺繍。

中でも、「世界で一枚しかない」と言われる月鉾のメダリオン緞通と、「世界で四枚しかない」うちの2枚である北観音山と函谷鉾の八芒星絨毯は必見です。

月鉾のメダリオン緞通。 画像出典:atwiki

いずれもムガル王朝時代の最高傑作ですが、海外では実用品として使われたため、現存するものが(今のところ)日本にしかない「幻の絨毯」なのです。

山鉾巡行で再現品を用いるところもありますが、宵山の期間中は、お会所で現物が見られます。

登れる

料金を払ったり、授与品を購入すると、登れる山鉾があります。

登れる山鉾リスト(2019年版)前祭 後祭

岩戸山も登れます。

長刀鉾や放下鉾のように、男性しか登れない山鉾もあるのでご注意を。

限定イベント

綾傘鉾の棒振囃子や日和神楽、南観音山のあばれ観音など、宵山期間中だけ行われるイベントがあります。

綾傘鉾の祇園囃子。

綾傘鉾の棒振りばやし。

日時は、各山鉾が運営するサイトなどで確認できます。

参考:綾傘鉾お囃子スケジュール(2023年)

196年ぶり

休み山は、何らかの理由により巡行しない山鉾のことですが(宵山には参加)、近年、そのうち2基が復活しました。

室町時代に建立され、禁門の変で焼失して休み山となり、2014年に150年ぶりに復活した大船鉾と、応仁の乱以前からあり、文政9(1826年)に懸装品を損傷して休み山となり、2022年に196年ぶりに復活した鷹山です。

(現在の休み山は、布袋山です)

なお、後祭も、1966年に運営上の理由から休止され、2014年に49年ぶりに復活しましたが、いずれも、我々がこの時代に居合わせたからこそ、見ることができるものです。

歩行者天国の一方通行

祇園祭期間中の道路規制について、車両に関する情報はネット等で得られますが、歩行者天国のエリア内の一方通行になる通りに関する情報(特に一通の方向)は、現地に行くまでほぼ分かりません

特に1車線の通りだと、地獄レベルの人混みに巻き込まれる上、たとえ地図上では近距離でも、かなりの遠回りを余儀なくされるため、覚悟が必要です。

祇園祭限定の京の地下水

御手洗井

御手洗井は、かつて四条御旅所があった場所にあり、7月15日から7月24日の期間だけ解放されます。

1568年、織田信長の上洛に伴って御旅所が移転させられた際、この井戸が名水であると聞いた信長が、祭の期間だけ井戸を開放するように命じたことが始まりだそうです。

画像出典:八坂神社の御手洗井

ホテル日航プリンセス京都

保昌山の近くにある、ホテル日航プリンセス京都では、ホテルの地下から汲み上げられた水がロビーで無料で提供されています。

もしかすると、祇園祭限定ではないかもしれませんが、とても美味しいです。

飴も美味しいです。

祇園祭についてよくある誤解

誤解している人がたまにいますが、山鉾巡行と宵山だけが祇園祭ではありません。

祇園祭は、7月1日から7月31日まで八坂神社で行われる、疫病退散祈願の神事や行事の総称です。

山鉾巡行は、八坂神社に祀られる神々を、神社から町中(四条御旅所)にお迎えする神幸祭(7月17日夕方)と、町中から神社にお帰りいただく還幸祭(7月24日夕方)の前に、町中にいる疫神を山鉾に集めて祓い清めるための行事です。

また、宵山は、山鉾巡行の前夜祭なので、つまり、山鉾巡行も宵山も、神幸祭、及び、還幸祭ありきなのです。

なお、神幸祭と還幸祭は、神輿が約8キロの道のりを威勢の良い掛け声とともに練り歩く、熱気あふれる行事です。

京都以外ではあまり知られていませんが、機会があれば一見の価値ありですよ。

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