運命の人
ご縁について
運命の人に憧れる人は多いでしょう。
ソウルメイトがロマンチックなイメージで語られがちだからかもしれませんが、 縁を正確に言うと「自分の学びに気づかせ、取り組ませてくれる関係」 なので、運命の人と恋に落ちるとは限らないし、それがいわゆる”良縁”とも限りません。
アズサさんと上司
アズサさんと彼女の上司は、何かと縁が切れません。
占星術で見ると、一方の運命ポイントにもう一方の惑星が一致するなど強い縁の暗示が複数あるそうですが、彼らは明らかに犬猿の仲です。
二人のご縁
上司が持つ問題
上司は、どれほど簡単なことでも、話をややこしくして解決を難しくする人です。
たとえば、オフィスにあるキャビネットが邪魔なので移動しようと提案すると、彼は「まず、やらないといけないことが沢山ある」と言い、皆の同意を得なければ、とか、移動させる人を決めなければ、など”できない理由”を次々と挙げます。
周りが業を煮やして協力し合い、スムーズに解決すると、「自分に相談しなかった」と不機嫌になります。
問題の原因
彼の言動には、父親からの影響があるようです。
たとえば、彼が父親に「書類を郵送して欲しい」というと、まず、書類が要るという話を通すまでに時間がかかります。
その次は、なぜ必要か、どこにあるか判らないなどと言い出して話がまとまらないため、結局再度連絡をすることになるそうです。
上司の実家は父権が強く、また彼は長男なので、彼には”問題解決”と”回り道”がセットで刷り込まれているのでしょう。
アズサさんの役割
上司の口癖は「話し合えば解決する(分かり合える)」ですが、アズサさんにとって彼との話し合いは、”彼の心に次々と湧き出づる”無理”を、一つ一つ解消するのを手伝う作業”であり、上司の「分かり合う」は「彼が納得する」という意味だそうです。
アズサさんは上司の発想を先読みし、根回しして楽な解決を試みるため、彼から「強引で慎重さに欠ける」と評価されています。
でも、同僚の中には「アズサさんがすんなり問題解決して周囲から評価されると、上司は面白くない」とみる人もいます。
上司にとってアズサさんは、彼の学びに関わる相手だと思います。
でも、彼女は彼の部下だし、お互い好感を持っていないので、学びの難易度が高い関係かもしれません。
悪縁(チャレンジの縁)について
悪縁から学ぶこと
彼らのようにネガティブな状況から学び合う関係は、悪縁と呼ばれることもありますが、スピリチュアルではチャレンジと表現します。
縁は双方向に働くので、この関係はアズサさんにとっても意味がありますが、ネガティブな縁はポジティブとは違い、「相手からの評価」をそのまま受け入れると危険な場合もあるので要注意です。
たとえば毒親のように、理不尽な扱いや評価を拒否することで自己の確立を学ぶような関係もあります
縁の行き着く先
アズサさんが入社当初から希望し、昨年ほぼ決定していた海外勤務がコロナ禍で延期になったのは、”今のところまだ、彼らの縁が有効である”という指標かもしれません。
彼らの学びが完了した時、縁が終了するのか、新たな関係になるのか、はたまたその前に縁の賞味期限が切れ(より適切な)別の誰かが登場するのかは分かりません。
いずれにせよ、自分にとって嫌な相手との関係にも理由と意味があることだけは確かです。


あなたにとってもやもやする相手がいるなら、その人はあなたに学びをもたらしてくれる人かもしれません。その関係の意味と理由を知りたいなら、スピリチュアルが役に立つかもしれません。
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