特別な方法で授与されるお守り
京都伏見の城南宮には、特別な方法で授与されるお守りがあります。それは季節の花守り。

季節の巫女神楽(梅、藤、菊)で限定授与されているものですが、神楽の前にいただいておくと、神楽の直後の境内で神楽に使った鈴で鈴祓いしてもらえるのです。
まるで、メイドさんにケチャップをかけてもらって完成するオムライスのようではありませんか!(不謹慎)

公式サイトには載っていませんが、この「巫女萌えキュン♡お守り」(ぉぃ)は、季節の巫女神楽以外に夏越の神楽(6月25日~7月7日)でもいただけます。


お守りの鈴祓いは、冠稲荷神社(群馬県太田市)でも行われているようです(通常の授与)。
菊の巫女神楽
今回は、菊の巫女神楽をご紹介します。
公式サイトに日程がありますが、2023年は9月1日~3日、9日、10日、16日~18日、23日、24日の、午前10時と午後3時に開催されます。観覧は無料です。

神職による城南宮についての簡単な説明の後、巫女神楽が始まります。
まずは、扇の舞。


続いて、鈴の舞。

そしてお待ちかねの鈴祓いタ~イム1!✨

限定授与品は「美容健康(うるわし)御札」(初穂料2000円)と「菊の花守り」(初穂料1000円)の2種類。どちらも鈴祓い可です。

巫女が舞う神社
公式サイトのトップページに「巫女が神楽を舞い」とあるように、実は城南宮で舞う巫女を見かける頻度は他の神社と比べるとべらぼうに高いです。

その理由は二つでしょう。
一つ目は、城南宮は巫女神楽を無料で観覧できる行事を多く行っているからです。
今回ご紹介した季節の巫女神楽以外でも、7月20日に行われるお涼み神事では午後6時から8時までの間、なんと15分ごとに巫女神楽が行われていました(2023年)。

二つ目は、ご祈祷を午後3時30分までの時間でお願いすると、巫女による祓神楽もしてもらえるからです(無料オプション)。
神社で遭遇するとラッキーなものに、小動物や蝶などと並んで巫女神楽がありますが、城南宮ではそれは日常の風景。
最近運が悪いなと思ったら、城南宮の本殿前に行くと、ご祈祷の度に巫女神楽が舞われるのでラッキーが自動でチャージされるかもしれませんよ。
城南宮:京都府京都市伏見区中島鳥羽離宮町7
脚注
- オカルトの分野には、お守りや護符などを自分カスタマイズする浄化や注念という作業があるそうですが、このお守りだと鈴祓い中(浄化)に自分の願いごとをお守りに込める(注念)といいのかも?デフォルトで国之常立神と大国主命と神功皇后(城南宮のご祭神)のご加護もついています。 ↩︎